一般講演会「人文学を科学する」

新知創造学際ハブでは、プロジェクトの活動を研究者コミュニティを超えて広く市民の皆様に知っていただきたく、講演会を開催します。
今回は、新知創造学際ハブの参画機関の一つ、大阪公立大学が主催し、地元大阪の文化財を科学の目で見る取り組みを4人の登壇者が語ります。大阪公立大学の新キャンパス森之宮で現地参加いただくほか、オンライン配信もあります。みなさまお誘い合わせの上、ご参加ください。
開催概要
- とき:2026年9月12日(土)13:30~17:05
※開場は13:00です。受付でチケットを確認します。PeatixのQRコードあるいはお申し込み時に届いたメールをご準備ください。 - ところ:大阪公立大学 森之宮キャンパス(〒536-8525 大阪府大阪市城東区森之宮二丁目1番132号)3階講堂(アクセス)
- オンライン配信:あり(Zoomウェビナー)
- 参加費:現地参加・オンライン参加とも無料
- 事前予約:現地参加・オンライン参加ともイベント予約サイトPeatix IKH8一般講演会より先着順
- 事前申込み締め切り(定員になり次第締め切ります)
・現地参加・オンライン参加:2026年9月4日(金)23:59 - お問い合わせ先
・講演会について:大阪公立大学大学院文学研究科 人文学学際研究センター 事務局
電話:06-6167-1525
e-mail:gr-lit-hirc[a t]omu.ac.jp([a t]を@に変換してください)
・事前申込みについて:東北大学 金属材料研究所 新知創造学際ハブ推進室 お問い合わせフォーム
(必ずお読みください)事前予約について
- こちらのURLの[チケットを申し込む]ボタンから申し込みが可能です。https://ikh8osaka20260912.peatix.com
- イベント情報サイトPeatixへの登録が必要です。メールアドレスがあれば、無料で簡単に登録できます。
- 現地参加・オンライン参加とも定員になり次第締め切ります。
- 現地参加は一度に4名まで申し込み可能です。
- 参加登録は、現地参加・オンライン参加、どちらかお一人1回のみです。2回目以降の申し込みは無効とします。
登壇者紹介
近世大坂における銅精錬業-住友銅吹所跡の発掘調査より-
松尾信裕 元大阪歴史博物館
江戸時代、銅の精錬は大坂でしか操業できず、大坂には有力な銅精錬業の銅吹屋が集まっていました。その内の最大手が泉屋住友家の銅吹所でした。銅吹所は銅鉱山から持ち込まれる粗銅を純銅に精錬し、精錬された純銅から海外貿易決済品である棹銅や銅製品の地金である丁銅などを生産する工場でした。今回は1989年から行われた発掘調査で得られた成果を基に、江戸時代の銅吹所の構造と当時の精錬技術を紹介します。
埋蔵文化財の保存処理と調査研究―出土金属製品について―
初村武寛 元興寺文化財研究所
埋蔵文化財は、長い年月土中に埋没もしくは埋納されたもので、発掘調査などにより今日私たちが目にすることができるようになった遺物を指します。長らく土中の環境で安定していたものが、外気にさらされ、周辺の環境が変化することにより、劣化・変形・変色などを起こします。保存処理はこうした変化を防ぎ、安定した状態とすることで、次世代に文化財を伝えていくための技術です。今回は埋蔵文化財のうち金属製品に焦点を当て、保存処理・調査研究の方法を近年の事例を交えて紹介します。
蛍光Ⅹ線分析法による窯跡出土埴輪の化学特性の検討-近畿地方の事例から-
犬木努 大阪大谷大学
古墳時代における窖窯導入以降の埴輪は、ある程度限定された生産地において集中的・継続的・専業的に生産されている点が特徴です。これまでの研究において、窯跡出土埴輪は、それぞれ生産地(窯群)ごとに一定のまとまりをもった化学特性を示すことが明らかにされています。近畿地方における窯跡出土埴輪および古墳出土埴輪の蛍光Ⅹ線分析を行うことにより、古墳時代手工業の中核をなす埴輪の生産および供給の実態に迫ります。
絵具からみる錦絵の色彩表現の移り変わり
島津美子 国立歴史民俗博物館
江戸時代の錦絵には、ベニバナや藍など植物系の絵具が主に用いられてきました。その後、外国産の絵具も加わり、色彩表現は次第に変化していきます。絵具の分析を進める中で、新しい材料が従来の絵具に一様に置き換わったのではなく、両者が併用されていたことが見えてきました。本講演では、錦絵を中心とした絵具の分析から見えてきた絵具の種類やその使われ方の変化を、近世から近代への技術や文化の変化とあわせて紹介します。
タイムスケジュール
| 13:30~13:40 | 開会あいさつ | 櫻木弘之 大阪公立大学学長 |
| 13:40~14:25 | 講演1 近世大坂における銅精錬業-住友銅吹所跡の発掘調査より- | 松尾信裕 元大阪歴史博物館 |
| 14:25~15:10 | 講演2 埋蔵文化財の保存処理と調査研究―出土金属製品について― | 初村武寛 元興寺文化財研究所 |
| 15:10~15:30 | 休憩 | |
| 15:30~16:15 | 講演3 蛍光Ⅹ線分析法による窯跡出土埴輪の化学特性の検討-近畿地方の事例から- | 犬木努 大阪大谷大学 |
| 16:15~17:00 | 講演4 絵具からみる錦絵の色彩表現の移り変わり | 島津美子 国立歴史民俗博物館 |
| 17:00~17:05 | 閉会あいさつ |
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