IKH - 新知創造学際ハブ

サイエンスデイAWARDで「文理の垣根を取りま賞」を受賞しました

サイエンスデイAWARD2025

7月20日に開催された学都「仙台・宮城」サイエンス・デイでは、個人あるいは団体が独自の賞を創設し、よいと思ったプログラムに授賞することができます。7月28日、新知創造学際ハブは、サイエンスデイ オブ ザ イヤー審査員が「受賞に値するかもしれない」と推薦したプログラムとして、「サイエンスデイ オブ ザ イヤー2025」のプレゼン審査に参加しました。会場は東北大学 工学部サイエンスキャンパスホールでした。プレゼンテーションの持ち時間はそれぞれ1分間、厳守です。

大学の教室の黒板の前で並んだ8人の写真 イベントの前の記念撮影
サイエンス・デイ2025に出展したメンバー(金研 藤田研究室の学生と新知創造学際ハブ室員)
壇上でマイクをもって話す人とスライドを操作する人
新知創造学際ハブのプレゼンのようす

新知創造学際ハブの1minプレゼン

「あなたなら銅鏡をどう調べる?」と書かれたスライド
人文科学と材料科学で新しいことを見つける新知創造学際ハブでは、研究対象の一つ「銅鏡」を持ってきました
「紀元前に作られた銅鏡」と書かれたスライド
二千年前の技術とあなどるべからず。専門家でも分からないことがたくさんあります
「紀元前に作られた銅鏡」と書かれたスライドに「学際ハブで研究中です」と加筆されたもの
考古学者の謎を解き、さらに新しいことを見つけようと研究中です

「どう調べる?」と書かれたスライド
皆さんなら銅鏡をどう調べますか? 研究のプロセスを体験してみましょう
「何を調べる?」と書かれたスライド
銅鏡の代わりにいろいろな材料を準備しました。調べる材料を決めたら…
「どうやって調べる?」と書かれたスライド
どうやって調べるか、実験計画書を書いてみよう

「密度の測定」と書かれたスライド
一番人気だったのは密度の測定でした。密度の値が出たら理科年表と付き合わせます
「密度が分かると含まれている元素がだいたい分かる!」と書かれたスライド
密度が分かると、その材料が何なのか、見当がつくことを実感してもらうことができました
「銅鏡の密度も測ってみたいね」と書かれたスライド
丸い姿をお見せできるのは最後だったかも?「きんけん一般公開」で続きをお知らせします

「文理の垣根を取りま賞」授与式

後日、サイエンス・デイ主催のNPO法人 natural science 大草芳江 理事より「後追いになりますが、元宮城学院女子大学長 末光 眞希 東北大学名誉教授より『文理の垣根を取りま賞』を授与したいとお申し出がありました」と連絡がありました。授賞理由は文理の垣根を取りま賞のページに詳しく書かれていました。

8月5日に末光 眞希 名誉教授と大草 芳江 理事が学際ハブ推進室を訪れ、小さな授与式が行われました。副賞には、「おかき」を食べて「かきね」を取りましょうということで、お煎餅をいただきました。

学際ハブの活動について説明を聞いていただき、サイエンス・デイで展示した銅鏡や新知創造学際ハブの共同研究成果である結晶成長を利用した金属彫刻作品を見ていただきました。

会話の中で、末光 名誉教授が「科学の発展のためには、正解がある質問に答えられることよりも、新しい課題を見つけられることの方が重要だ」と話していたのが印象的でした。末光先生、ありがとうございました。

おせんべいを受け渡す人々
末光 眞希 名誉教授から代表で副賞を受け取っているようす
銅鏡の前で談笑する人々
(左から)銅鏡を手にしている大草 芳江 理事と末光 眞希 名誉教授、三河内 彰子 推進室副室長
建物の前に建つ4人。建物のガラスに丸い金属が映りこんでいる
金属材料研究所1号館の前で
(左から)藤田 全基 推進室室長、末光 眞希 名誉教授、大草 芳江 理事、三河内 彰子 推進室副室長

関係記事・ページ

ページ上部に戻るボタン