IKH - 新知創造学際ハブ

GREETING

ご挨拶

東北大学金属材料研究所所長 佐々木孝彦の写真

東北大学金属材料研究所
所長 佐々木孝彦

東北大学金属材料研究所は令和5年度より学際領域展開ハブ形成プログラム「人文科学と材料科学がつむぐ新知創造学際領域の形成」を開始いたします。本事業では、材料科学研究で培ってきた先端高度な分析技術またデータ解析技術を人文科学分野、特に文化財や考古学の分野に展開して、共同で学際領域研究を実施し、新たな材料観、物質観を共有した 新しい学術知の創造-新知創造(しんちそうぞう)-を目指します。


学際的な研究システムを構築するために、材料科学国際共同利用・共同研究拠点である金属材料研究所が中核ハブとなり、人文科学と材料科学が真に実効的に融合した学際領域研究を展開して、新しい学術知の創造を目指す共同利用・共同研究体制の構築を行います。材料科学研究と文化財や考古学の研究を行う参画機関との新しい相互作用を組織的に生み出すことで、人類が培ってきた材料・物質文化が現代にいたる道のりを解明し、科学史的な位置づけを深化させ、これまでの材料観、物質観の新たな構築と社会との共有に挑戦します。


参画機関である東北大学学術資源研究公開センター、岡山大学文明動態学研究所、岩手大学平泉文化研究センター、島根大学山陰研究センター、大阪公立大学都市文化研究センター、福井県立大学恐竜学研究所、福井県年縞博物館のそれぞれの間で具体的で実効性のある連携体制を構築して共同研究を推進するとともに、各機関からさらに国内外の人文系研究者また広く社会へと連携の輪が広がるような情報発信も重要な取り組みとなっています。
本事業の進展により、学際性という考え方が特殊ではなく自立的に拡大する学術共同研究体制が通常の姿と認識されるようになることが期待されます。人類が共有すべき文化としての新たな材料・物質観を構築してまいります。


みなさまのご支援・ご協力またご参画を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

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