IKH - 新知創造学際ハブ

金属遺物ユニット研究会「モンゴルの金属器」を開催しました

4月10日、新知創造学際ハブの「金属製考古資料分析ユニット」、通称「金属遺物ユニット」の第5回定期研究会がオンラインで開催されました。

金属遺物ユニットとは

学際ハブの「ユニット」とは、学際ハブで繋がる多くの分野の研究者たちがテーマを絞って情報を共有し議論する場です。

この金属遺物ユニットは、東北大学 総合学術博物館の藤澤 敦 教授が幹事となって、原則第二木曜日の16時30分から1時間30分の予定で定期研究会を開催しています。

今回の話題

話題提供者は坂川 幸祐 氏(島根大学法文学部)とT. イデルハンガイ氏(モンゴル国立大学)で、タイトルは「モンゴル国Huh Uzuuriin Dugui2遺跡出土の金属器」です。

坂川氏が、現地での調査結果について報告しました。時間的な制限がある中で、できる限りの調査をしたという青銅製や鉄製・金製の馬具や装飾品などが、多くの写真とともに紹介されました。坂川氏によると、この遺跡は鉄製の長剣が出土した最古の事例と言われ、ユーラシア全体にとって意義深い遺跡とされています。

後半は、特に金の象嵌品の製造方法に着目して活発な議論が交わされました。

モンゴルの金製品の拡大写真(発表スライドより)

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次回のお知らせ

次回の金属遺物ユニットは6月の予定です。テーマは未定です。

学際ハブの活動に関心を持ってくださる研究者で、金属遺物ユニットに参加ご希望の方は、学際ハブ推進室までご連絡をお願いします。

※Googleフォームが立ち上がりますので、[お問い合わせ項目]では「研究会等イベントについて」を選択してください。

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