IKH - 新知創造学際ハブ

【7/20開催】学都「仙台・宮城」サイエンス・デイに出展します

私たちは金属材料研究所で活動する、文系と理系の融合を考えるプロジェクト「新知創造学際ハブ」のメンバーです。金属材料研究所というと、金属の専門家?と思われるかもしれませんが、材料の専門家、つまり材料科学者の集団です。中身はどうなってるの? 何でできているの? もっとすごいものを作るにはどんな材料がいいの? など、日々、さまざまな材料にまつわる研究をしています。

学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ

東北大学 川内キャンパスにて毎年7月に開催される体験型・対話型の科学イベント「学都 仙台・宮城 サイエンス・デイ」に新知創造学際ハブも出展します。2025出展プログラム体験ブース(申込不要)35番目に掲載されています。

開催概要

名称 学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ 2025(第19回)
日時 2025年7月20日(日) 9:00~16:00
会場 東北大学 川内キャンパス 講義棟(仙台市青葉区川内41)

部屋 A棟3階 A301西側 
主催 特定非営利活動法人 natural science 

入場料 無料

来場対象 こどもからおとなまでどなたでも

あなたなら銅鏡をどう調べる?

新知創造学際ハブのブースで皆さんに体験していただくのは、学際ハブのメンバーがまさに今取り組んでいる「銅鏡」の研究の一端です。

銅鏡にテスターの端子を当てているようす
金研の研究者が銅鏡にテスターを当てて電気が通るか調べ始めたところ

【銅鏡コーナー】

銅鏡の実物を見たり触ったりしながら、銅鏡の説明を聞きましょう。本当に鏡として使えたの? どうやって磨いたの? どうして黒っぽい金属で作ったの? 不思議に思うことや、もっと知りたいことが出てくるかもしれません。考古学者が銅鏡について知りたいことと、材料科学者が知りたいことはどう違うか、比べてみても面白いかもしれません。

【実験の準備をしよう】

銅鏡は一つしかないので、銅鏡の代わりに銀色のメダルを用意しました。この試料を1点借りて、自分だけの実験をしてみましょう。試料を借りるときには実験の計画を立てます。自分が何を知りたいか、そのためには何を測りたいか書きましょう。

カットした銀色のメダルを元通りに組み合わせた写真
切断後のメダルを元通りに並べたようす

銀色のメダルは実験のためにカットしたので、中身が見えます。こちらはカットのようすの動画です。ワイヤー放電加工機という機械を使って水の中で金属を切っています。

あなたならどう調べる? 「銀色のメダル」ワイヤーカット編という動画のサムネイル画像

YouTube 新知創造学際ハブチャンネル あなたならどう調べる? ~「銀のメダル」ワイヤーカット編~

【実験コーナー】

ルーペや顕微鏡、長さや質量を測る道具、電気の通りやすさを測る道具などが準備されています。自分の実験計画に必要な道具を選んで、メダルを調べてみましょう。

例えば、メダルがどんな金属でできているか知るには何を調べたらいいかな?

【会場には持っていけない実験装置のコーナー】

この銅鏡は、研究者が研究している途中です。 文化財などでは、壊したり傷つけたりできないものもたくさんあります。そんな場合に内部を調べるためのさまざまな方法を紹介します。 これまでに、電子顕微鏡とX線分析装置を使って行った実験の動画を紹介します。

あなたなら銅鏡をどう調べる? SEM-EDS編という動画のサムネイル画像

YouTube 新知創造学際ハブチャンネル 古代人が顔を映した? あなたなら銅鏡をどう調べる? 〜SEM-EDS編〜

【銅鏡はこれからどうなる?】

この銅鏡は、この後もいろいろな実験が計画されています。どう分析されて、どんなことが分かったか気になる人は、10月11日(土)に青葉区片平で開催される「きんけん一般公開」学際ハブのブースにも来てください。続きをお知らせします。

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