新知創造学際ハブでは文理融合の研究推進のために、学際ハブでの共同研究課題を持つ者同士が研究についてざっくばらんに報告、議論を行う場として「ユニット」を11月に試験的に立ち上げました。初のユニットは金属遺物の研究に関わる研究者・実務者で構成する「金属製考古資料分析ユニット」、略して「金属遺物ユニット」です。
全国からの参加者を繋いだ「金属遺物ユニット」オンライン研究会第1回は、11月14日(木)に開催され、藤澤敦先生(東北大学)より「東北大学総合学術博物館設置のX線CT装置による金属遺物の構造観察」について話題提供がありました。技術職員の鹿納晴尚さんが実際に装置を動かしながら藤澤先生より機器の紹介、複数の分析事例の紹介がなされ、具体的な事例を基に測定から分析、解釈まで多様な選択肢を吟味する上で各自が気になる事項に関して忌憚のないやり取りが行われました。今後定期的に開催し、進行中の研究成果や課題を共有し、新たな展開が生まれる場となることを目指しています。
「ユニット」は、学際ハブに参画し共同研究課題を持っている方が参加可能な研究会です。今後、どのようなユニットが立ち上がり、どのような活動があるのかはホームページを通じて紹介します。興味を持たれた研究者・実務者の方々は、是非学際ハブにご参加ください。今後の展開は参加者で一緒に築いてゆきます。詳細は、学際ハブ推進室へお問い合わせください。