新知創造学際ハブでは、研究会を年2回開催しています。年度の1回目は全国の参画機関が持ち回りで開催し、2回目は中核機関の東北大学 金属材料研究所での開催としています。10月中旬に第6回研究会を福井県立大学恐竜学部で開催しました。
(1日目)福井県立大学にて

新知創造学際ハブ第6回研究会「かたちを科学する:デジタルがつなぐ考古学・自然史・材料科学」
10月15日は福井県立大学の共通講義棟 大講義室を会場に、研究会を開催しました。オンライン併用のハイブリッド開催で、合わせて100名以上が参加しました。
福井県立一乗谷朝倉氏遺跡博物館の藤井 佐由里 学芸員が遺構保存について発表したほか、動植物あるいは人工物のかたちを詳細に解析する研究について発表がありました。




(2日目)福井県立恐竜博物館にて

一般講演会「福井県の大地が語る:自然とデジタルのクロスロード」
2日目の16日は、会場を勝山市の福井県立恐竜博物館 研修室に移し、博物館を訪れた来場者も参加できる一般講演会を行いました。登壇者は福井県の大学および博物館の研究者です。
登壇できなくなった研究者の代わりに、急遽、福井県立大学恐竜学部の河部 壮一郎 教授が登壇し、新しい研究トピックを披露するという場面もありました。
福井県立恐竜博物館の隣には、福井県立大学 恐竜学部の勝山キャンパスを建設中です。館内には恐竜学部の特設コーナーがあり、窓から建設現場を見ることができます。





ワークショップ EKKYO.conference#25「私たちは地層に何を残すのか?」
10月16日午後には、クリエイティブ・ユニット EKKYO.HUBが、EKKYO.conferenceと題したワークショップを開催しました。EKKYO.HUBとは、東北大学の学生が中心となって立ち上がったユニットで、「分野を越境した対話と共創をデザインする」をモットーとしています。このワークショップでは、参加者に「もし人類が滅亡するならば、私たちは地層に何を残すのか?」という壮大な問いを投げかけました。
ワークショップには、福井県立大学の学生を含む20名以上が参加し、学生や研究者など3人から4人が1組となって課題に取り組みました。例えば、「様々な分野からメンバーを集め、人類滅亡の前に「世界に何かを残すプロジェクト」を実行します。委員会メンバーを5人選べるとしたらどんな人を選びますか?」という問いが投げかけられ、グループごとに話し合った結果を発表しました。

