11月13日、新知創造学際ハブの「金属製考古資料分析ユニット」、通称「金属遺物ユニット」の第9回定期研究会がオンラインで開催されました。
今回は東北大学大学院文学研究科 考古学研究室の松本 圭太 氏が、共同で調査・研究されているAmgalantugs T. 氏・Ishtseren L. 氏との連名で「モンゴル国マイハント・オール砂丘遺跡の調査:緑青の少ない黒い青銅器を求めて」と題して話題提供しました。松本氏は、新知創造学際ハブ課題でバイメタル剣などの研究を行っています。

金属遺物ユニットとは
学際ハブの「ユニット」とは、学際ハブで繋がる多くの分野の研究者たちがテーマを絞って情報を共有し議論する場です。
この金属遺物ユニットは、東北大学 総合学術博物館の藤澤 敦 教授が幹事となって、原則第二木曜日の16時30分から1時間30分の予定で定期研究会を開催しています。
金属遺物ユニットの初開催は2024年11月だったので、ちょうど1周年ということになります。
黒い青銅器とは
青銅器といっても、見た目の色はさまざまです。松本氏は、モンゴルで採れる青銅器が独特な色と光沢を持つことに着目しました。実際にモンゴルの砂丘を調査したところ、場所によって何もない砂漠と砂に混じって塊が見える場所とがあることが分かりました。調査の結果、実際に青銅器やスラグ、金属片を発見しました。
参加者からは、「本当にそんなものが見つかるのか?」「人為的に磨いたのではないか?」という声もありましたが、松本氏が現地の人から聞いた話によれば、遺物はある日突然見つかるようになるとのことでした。もし砂によって磨かれたことを示したいのであれば砂のサンプリングも必要なのではないか、どう分析したら自然にできたものか人が磨いたものかを判別できるか、という議論もありました。
松本氏は、新知創造学際ハブでのスラグの分析を開始しています。
次回の開催について
次回は12月11日(木)16時30分から、金属材料研究所の杉山 和正 氏が登壇の予定です。
新知創造学際ハブの活動に関心を持ってくださる研究者で、金属遺物ユニットに参加ご希望の方は、学際ハブ推進室までご連絡をお願いします。
※Googleフォームが立ち上がりますので、[お問い合わせ項目]では「研究会等イベントについて」を選択し、[お問い合わせ内容]に「研究会参加希望」とお書きください。
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